SNS上で感動の嵐を呼んだ完投劇再びか、投打で絶対的存在を欠く中で全員野球で戦い切れるか-。
大会第8日1試合目に大垣日大(岐阜)と山梨学院がベスト8入りをかけて激突する。
大垣日大の注目はエース左腕・竹岡大貴投手(3年)。22日には延長10回、1人で投げ抜き、近江(滋賀)に2-1と競り勝ち初戦突破。球数は188球に上り、1週間500球以内の投球数制限が導入された20年以降に限ると、24年夏の鳴門渦潮・岡田力樹が早実戦で記録した185球(9回完投負け)を上回り、春夏を通じて1試合の最多投球数だった。SNS上でも「竹岡くんの感極まる姿にウルッときた」「竹岡くんの粘投が報われたな」「よく頑張った」「相当な重圧の中、ナイスピッチング!」など、左腕の奮闘をねぎらいの声が多く上がるほどだった。
一方の山梨学院は、今秋のドラフト上位候補に目される菰田陽生投手(3年)の不在を埋められるかが鍵になる。1回戦・長崎日大戦で先制本塁打を放つなど存在感を示したが、5回の一塁守備で悪送球を捕球しようとした際に打者走者と交錯して左手首付近を骨折。「左橈骨遠位端(とうこつえんいたん)骨折」と診断を受け、吉田洸二監督(56)は「骨折なので常識的に試合出場は難しいと思う」と2回戦以降の欠場が確実となった。
また、菰田とともに2枚看板に目された左腕・檜垣瑠輝斗(るきと)投手も今大会での起用を回避する方針を示し、投手陣は1回戦に出場した渡部瑛太(2年)、竹下翔太(3年)、木田倫太朗(3年)の3人が軸となりそうだ。

