<全国高校野球選手権:花巻東5-4鳴門>◇19日◇準々決勝

 花巻東(岩手)が鳴門(徳島)を破り、エース菊池雄星投手の09年以来4年ぶりの準決勝進出を決めた。鳴門は63年ぶりの4強を逃した。

 <試合経過>

 先発は鳴門が板東、花巻東が細川。

 花巻東は1回表、1死から2番千葉がカウント3-2から7球ファウルで粘り13球目を選び四球で出塁。しかし3、4番が倒れ無得点。

 鳴門は1回裏、3者凡退。

 2回はともに2死から走者を出したが無得点。

 花巻東は3回表、2死から2番千葉が中前安打。カウント1-0からの2球目直球をジャストミート。しかし3番岸里は左飛で無得点。

 鳴門は3回裏、死球と送りバントで2死二塁も無得点。

 花巻東は4回表、先頭の太田が二塁打で出塁も送りバント失敗などで無得点。

 鳴門は5回裏、6番日下が初安打で出塁も無得点。

 5回を終わって0-0。

 花巻東は6回表、先頭の千葉が四球。続く岸里がバックスクリーンへ2ランを放ち先制した。

 鳴門は6回裏、1死一、二塁から4番伊勢、5番稲岡の連続適時打で2-2同点。2死後、7番松本の適時打で3-2と逆転した。

 花巻東は8回表、先頭の千葉が8球粘って四球。岸里の遊ゴロで1死二塁。2死後、多々野が一塁ベースに当たってはねる右前適時打で3-3の同点。さらに山下の左中間を破る適時二塁打で4-3と再逆転。茂木の適時打で1点を加え5-3とした。

 鳴門は9回裏、連続四球で無死一、二塁。送りバントで1死二、三塁。その後2死満塁から1点を返したが反撃もここまで。1点差で試合終了。