ロッテは終盤に粘りを見せたものの、あと1歩及ばず2連敗。今季ワーストを更新する借金8に膨らんだ。主力の藤原恭大外野手(26)が負傷離脱する苦境の中、昇格即先発の山口航輝外野手(25)や上田希由翔内野手(24)が奮起したが、白星には届かなかった。
意地を見せたのは上田だった。1点を追う7回、先頭で打席に立った上田が、日本ハム先発・伊藤のスライダーを完璧に捉えた。右翼へ今季2号の同点ソロ。「やっと(本拠地で)打てて良かった」と振り返る値千金の一発で、試合を一時振り出しに戻した。
打線の活性化を託され、この日1軍に合流した山口は「6番左翼」で即先発起用された。10日のソフトバンク戦で「右肩関節前方亜脱臼」を負い戦線離脱した同期の藤原への思いを胸に「自分の持ち味を出すだけ」と打席に立った。2回には伊藤の151キロ直球を左前へ弾き返し、チーム初安打をマークした。
先発のアンドレ・ジャクソン投手(30)は、最速156キロの直球を軸に力投。4回にレイエスにソロを浴びるも、粘り強く試合を作った。しかし、同点の7回2死三塁の場面で降板後、継投した鈴木が日本ハム・清宮に勝ち越し打を許し、ジャクソンに4敗目がついた。「いい投手とのマッチアップだったので、本当に点を取られないようにと思って投げた。粘り強く投げることはできた」と話した。
投打が噛み合わず、トンネルを抜け出せない。藤原不在の危機を全員野球でどう乗り越えるか、正念場が続いている。



