<高校野球愛媛大会:済美15-1帝京五>◇25日◇決勝

 済美が3年ぶり3度目の出場を決めた。決勝の相手、帝京五の先発は3回戦(新居浜東戦)で無安打無失点を演じた平井諒投手(2年)。2回、その平井から連打でチャンスをつくると、4暴投に3四球など打者一巡で一挙6点。5回にも打者一巡で9点を加えると、池永聡二塁手(3年)を中心とした固い守備で大量リードを守り抜いた。

 04年春は初出場で初優勝、夏も初出場で準優勝。甲子園通算20勝(12敗)の上甲正典監督(61)は「選手は落ち着いて戦っていた。甲子園では何とか攻撃を仕掛けて、点数を重ねていきたい」と話した。