<高校野球奈良大会:智弁学園3-1奈良大付>◇25日◇決勝

 2年連続の決勝対決は、智弁学園が奈良大付を下し、2年連続15回目の甲子園出場を決めた。プロ注目の土井翔平捕手(3年)が、昨夏ともに甲子園を経験した阪口剛投手(3年)を好リードで支えた。4回には無死二塁から中前打を許したが、センターからの返球の間に二塁を狙った打者を強肩で刺殺。「守りに入らず攻めの気持ちだった」。反撃の芽を摘むプレーに、小坂将商(まさあき)監督(31)も「あれが大きかった」と喜んだ。昨夏は佐藤由規(現ヤクルト)率いる仙台育英を下し、3回戦まで進出しただけに、さらに上位を狙う。