<高校野球秋田大会>◇21日◇準々決勝

 秋田商が右腕エース片岡元気(3年)の好投で湯沢を6-1で下し、5年ぶり34回目の4強入りを果たした。先発し8回2/3を3安打1失点。奪三振は「3」で打たせて取る投球を心掛けた。8回で交代する予定だったが「(2安打無失点でも)納得できなかった」と9回も志願登板。1点を失ったが、太田直監督(31)は「うまくいきすぎると夏は怖いので失点は問題ない。修正してくれれば」と話した。一方で11残塁の攻撃陣を「徐々に良くはなっているけど、初戦から3試合連続で2ケタ残塁はまずい」と懸念。この日、第3シードの金足農も敗れたため「うちは続かないようにしないと。先を見ないで今を生きる」と太田監督。地に足つけて2季連続の甲子園を目指す。