巨人矢野謙次外野手(34)と日本ハム矢貫俊之投手(31)の交換トレードが、両球団で合意に達したことが明らかになった。10日に両球団から発表される。強打の右打ち外野手が補強ポイントだった日本ハムと、中継ぎ強化を図りたい巨人側との思惑が合致した。

 矢野は02年のドラフト6位で巨人に入団。勝負強い打撃で殊勲打を多く放ち、チームの勝利に長きに渡って貢献してきた。矢貫は今季7年目の190センチの本格派右腕で、中継ぎのスペシャリスト。プロ通算110試合登板と実績も十分で、自身シーズン最多に57試合に登板した13年には、監督推薦でオールスターにも選出されるなど、ブルペンを支えていた。

 また、巨人須永英輝投手(29)と日本ハム北篤外野手(26)も、交換でそれぞれ移籍する。リーグ優勝に向け好位置につける両チームが、積極的な複数トレードで基盤を固める。