今季初の首位打者、ベストナインに輝いたDeNA宮崎敏郎内野手(28)が5日、契約更改を行い、5000万円アップの8000万円でサインした。

 「しっかり評価してもらえたと思います」と感謝の言葉を述べた後「自分のやりたいように、自分の流れでやっているような1年ではなかった。そのまま突っ走ったような、ただ前だけを向いてやってきた1年だったので、すごい大変な1年でした」と、最後は日本シリーズでソフトバンクと激闘を繰り広げたシーズンを振り返った。

 球団からは「チームの顔として良くやってくれた」という言葉をかけられたが、その自覚は十分。「筒香を中心に、みんな同じ方向を向いているとは思うんですけど、1人でも右向いたり左向いたりしたら、前を向かせてあげるのが自分の役割だと思っている」とチーム内での立ち位置について説明した。

 来季の目標については「来シーズンはもちろん全試合出場を目標に、ケガなくやっていきたい。チームとしては今年リーグ優勝できなかったのでまずリーグ優勝。そしてCSも突破して、また日本シリーズに行けるようにチームに貢献したい」と意気込んだ。(金額は推定)