オリックスでは大城滉二内野手(24)が2年目の今季122試合出場し、1年目の64試合から大幅に増やした。

 「多くの試合に使ってもらって、すごく自信になった。二塁を守ることが増えて、景色の違うポジションでやって幅も広がったと思う」。

 強肩と守備範囲の広さを買われて複数ポジションを任され、二塁、三塁、遊撃、左翼、中堅でスタメン出場。体調面の不安を抱える正遊撃手安達の代役を務め、シーズン終盤は二塁で固定された。

 来季は主に二塁での起用が想定される。ロメロ、マレーロ、T-岡田、吉田正と長距離タイプが多い打線の中で、小技にたけた大城は貴重な存在。「つなぎ役として出塁率を上げていかないと。盗塁も20以上を目標に」と秋季キャンプでは走塁面の改善に時間を費やした。興南(沖縄)2年時に甲子園春夏連覇を達成し、立大では最多112安打を放った。同学年で同期入団の吉田正も「アイツは来年やるでしょうね」と活躍を予想する。【オリックス担当 大池和幸】