西武は17日、宮崎・南郷キャンプで最初の紅白戦を行った。この日、一番、西武打線の怖さを知ったのは、白組で先発した高木勇人投手(28)だろう。

 巨人から移籍し、先発ローテ入りの期待がかかる。初回は外崎、森、秋山を3者凡退。森はチェンジアップで、秋山はカットで、それぞれ空振り三振を奪った。

 2回に暗転した。先頭中村の中前打を皮切りに、4安打で3点を失った。予定の2イニングを終え降板。「良いところと、悪いところが見つかりました。足を上げて、ランナーがいない時は腕を振って投げられたけど、ランナーが出てからが課題です」と振り返った。

 味方打線については「初球から打ってくる。徹底されているのがすごいですね。徹底して、かつノビノビとやっている。普通は徹底されると硬くなるのが僕のイメージ。強い要因だと思いました」と、身をもって味わった感想を口にした。

 辻監督は「シュートが持ち味。味方だから当ててはいけないし、まだ分からない。ここからでしょう」と話した。【西武担当 古川真弥】