プロ野球中日の投手として活躍し、引退後は中日、阪神、楽天で監督を務めて1月に70歳で死去した星野仙一氏の後援会によるお別れ会が24日、名古屋市内のホテルで開かれ、中部の経済界などから約2000人が参列した。祭壇には愛知県から授与された県民栄誉賞の賞状が飾られた。

 発起人の一人である愛知県の大村秀章知事は「まだ信じられない。多くの方がお別れにきて、改めて人徳、人間の大きさを感じた」としのんだ。

 参列した元中日選手の立浪和義氏は「私が厳しい世界でやってこられたのは星野さんの教えがあったから。感謝している選手は多い」と惜しんだ。同じく中日OBの川上憲伸氏は「日ごとに偉大さを感じるとともに、寂しさも膨らんでいく」と悼んだ。星野氏が在籍した球団によるお別れの会や追悼試合は3月に開かれる。