西武の“山賊打線”が“お化け”の前に沈黙した。今季初の無得点負けで、連勝は4でストップ。

 ソフトバンク千賀の落差の大きい“お化けフォーク”に苦しめられた。0-0で迎えた6回2死満塁。森は直球が3球続いた後のカウント2-2、ワンバウンドの内角134キロフォークに手を出し、バットは空を切った。雨脚が強まり、いつコールドになるか分からない状況で、早く欲しかった先取点を奪えず。「見ていてフォークの落ち方を分かっていても、追い込まれると、どうしても手が出てしまう。すごくいいボールだった」とお手上げだった。

 単打4本のみで、先発全員、毎回の今季最多16三振。そのうち、空振りが14。持ち味である積極性の裏返しでもあるが、辻監督は「いいフォークがあると分かっているんだから、追い込まれる前にいかに打つか。少ないチャンスで、点が取れていれば」と残念がった。

 ▼西武は出場した野手9人が全員で合計16三振を喫した。全員三振は14年9月21日の西武(対ソフトバンク)以来18度目。西武は毎回三振。全員三振と毎回三振を同時に記録したのは09年4月24日ロッテ(対西武=涌井完投)、同7月3日ロッテ(対オリックス=山本、大久保、菊地原、加藤の継投)に次いでプロ野球3度目。