巨人先発の田口麗斗投手が6回2失点と粘ったが、3敗目を喫した。

 またも1発に泣いた。初回2死一塁でDeNA筒香と対戦。フルカウントからの7球目、外角の137キロ直球を左翼席へ運ばれた。先制の2ランを浴び、自身の登板4試合連続での被弾。今季10被本塁打はリーグワーストとなり「四球を怖がってしまった。勝負する気持ちでいったけど、甘く入ってしまった。気持ちだけでなく、ボールで応えていかないと」と反省した。

 2回は3者凡退。3回以降は毎回走者を背負ったが、最速142キロの直球とスライダーを織り交ぜ、9安打を打たれながら103球で6回を投げた。「ここ何試合かの中では1番よく投げられたと思う。結果を出されている球は甘いので、もっと突きつめて(いい球を)結果と結びつけていけるようにしたい」と敗戦にも前を向いた。

 打者として4回2死満塁で打席が回ってきた。一塁へのゴロを放ち、全力疾走。一度はセーフと判定されたが、リクエストによりアウトに覆った。「とにかくバットを出して結果を出したいという気持ちだった。ピッチング以外でもまだまだやれることはある。そういう気持ちを出していきたい」と勝利への執念を口にした。