オリックス山本由伸投手(19)がパ・リーグ歴代3位、10歳代では史上初の15試合連続ホールドポイントで、福良監督に代行時代を含めて通算200勝を贈った。7回2失点と力投した金子のあとを受け、同点の8回に登板。この日2安打の田村、代打ドミンゲスら3人をわずか9球で斬った。「いい流れを引き寄せられるようにと思って投げました」。その裏の勝ち越しを呼び、チームは3位タイのAクラスに返り咲いた。

 福良監督が「8回に山本を持って来られているのは本当に大きい」としみじみ語ったように、守護神・増井につなぐ絶対的なセットアッパーだ。この日は勝ち投手になり、連続ホールドは13試合でストップしたが、連続ホールドポイントは継続。日本記録の中日浅尾の25試合について、「全力で投げて結果がついてくれば。浅尾さん…かっこいいですね」と一瞬、スターにあこがれる19歳の顔になった。チームに不可欠な右腕が日本記録保持者を追う。