中日のドラフト2位、石川翔投手(18)が会心の1軍デビューを果たした。

7回に2番手で登板。中谷を三邪飛、梅野を三ゴロ、伊藤隼は詰まらせて遊飛。最速151キロの力のある速球が際立ち、スライダーの切れ味もあった。

青藍泰斗(栃木)では甲子園出場はなかったが、ドラフト1位クラスの能力と評価されていた。プロ入り後も4月に両足首の手術を受けるなど苦労したが、最終戦に間に合った。

15日からは、みやざきフェニックス・リーグに参戦する。「もっと2軍で鍛えて強くなって帰ってきたい。直球で空振りを取るのが目標なので、もっと直球を磨きたい。来年は先発で1勝したいです」。

1年目で名選手の引退を目の当たりにしたことも貴重な経験だ。「僕も長くやりたいと思いました。ベテランの方々の引退を見て、生意気ですが、自分がドラゴンズを支える選手になりたいと強く思いました」と期待の18歳右腕は目を輝かせた。