オリックスから自由契約となった中島宏之内野手が22日、巨人と来季の契約に合意し、東京ドーム内で記者会見を行った。原辰徳監督も同席した。

中島は会見冒頭、「ご縁をいただき、ジャイアンツに入団することとなりました。精いっぱいチームの力となれるように頑張りたいと思います」とあいさつ。

原監督は「このたび、ジャイアンツの一員になってくれて、吉報でございました。私は『ナカジ』と呼んでいる。西武時代、WBCで選手、監督として、なぜか人なつっこいと言いますか、会って話をすることが楽しみだった。日本を去った時もメール、電話等々で『頑張れ』と話す間柄だった。三たびジャイアンツの監督に命が下り、受けることになり、チームの状況しっかりと考えるようになった。そこでナカジはどうするのだろうと。来てくれればチームの競争激しくなりますし、当然チームの戦力として、戦ってくれると思った。自由契約という形になって、真っ先に彼の方に自分の気持ちを伝えました。彼もいろいろ悩んだと思います。結果的に同じチームとなり、大変満足しています」と話した。

背番号は原監督から「5」と発表された。「私は非常に5番が似合うと話をしたし、ナカジも気に入ってくれると思う。ゲレーロがつけていましたが、外国人は42、44、49番が活躍するイメージがある。ゲレーロには44番をつけてもらいたいとメッセージを送ったら、快く受けてくれた」と今季5番を背負っていたゲレーロの背番号変更についても言及した。