ライバルは根尾よりビシエドだ。中日福田永将内野手(30)が23日、1100万円増の4700万円で契約を更改した。

今季はプロ12年目で、選手会長に就任。スタメン落ちもあったが、今季は133試合に出場、115安打、13本塁打、63打点、打率2割6分1厘の成績を残し、プロ入り初の規定打席にも到達した。

「土井打撃コーチに規定打席到達しろと言われていて、それが出来て良かった。しかし納得した数字はない。ケガなく1年間シーズンを過ごせたのも良かった」と、自らの1年を振り返った。就任1年目の選手会長としては、さらに反省が口をついた。「今シーズンは(Aクラスの)チャンスがあった。それが生かせなかった。悔しいシーズンになった」。終盤、追い上げながら失速し、6年連続Bクラスに沈んだことを悔やんだ。

ドラフト1位の大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)が遊撃手1本を明言して入団。根尾が遊撃レギュラーを撮ると、京田が二塁、高橋との三塁争いも考えられる。しかし福田の眼中に根尾はいなかった。「毎年といっしょです。三塁をしっかりできるようにしたい。三塁と一塁はしっかり準備する」とキッパリ。「目標は4番。それを目指していきたい」と、今季首位打者、最多安打賞に輝いたビシエドをライバル視した。「(規定打席は)目標じゃない。もっと違うところ。最低でも80打点、目標にするならもっと上」と、和製主砲として君臨することに照準を合わせていた。(金額は推定)