ロッテドラフト1位の藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が6日、大阪・大東市のグラウンドで自主トレを公開し、木製バットで柵越えを連発した。「金属から木製に替わって、だいぶ慣れてきた。金属と変わらず打てるようになってきた」と順調な仕上がりをアピールした。

度肝を抜いたのが、推定120メートル弾。90メートルの右翼フェンスを越えると観覧席を越え、高さ10メートルの防護ネットをも越え、駐車していた大阪桐蔭父母会長の宮本康治さん(50)の車に直撃した。「申し訳ない気持ちです」と困惑しながらも「良い思い出です」と笑顔。おわびの印にと車に直撃したホームランボールにサインを入れ、宮本さんに手渡した。

この日が8日に控える入寮前最後の母校での練習で「寂しい気持ちはある。フリー打撃は最後だったので1球1球かみしめて打ちました」と汗を流した。