ニックネームは「ビヤ」と「クッキー」に決定だ。巨人の新外国人、中軸候補のクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27=パドレス)と抑え候補のライアン・クック投手(31=マリナーズ)が28日、来日し、都内のホテルで入団会見を行った。

ビヤヌエバは昨季20本塁打を放った右の強打者で、クックは大リーグ通算13セーブ。原監督は「先ほど2人と話して『ビヤ』と『クッキー』と呼び合うことを確認しました。チーム内もメディアの方もお願いします」と即決した。

「ビヤ」は巨人の印象について「ヤンキースのような伝統あるチーム」と気を引き締める。本職は三塁手だが、内野全ポジションを守れる守備力と、伸びしろ十分の若さが魅力。背番号「33」について、原監督は「33本以上打ってほしい」と願いを込めた。キャンプ開始時は岡本と同じ三塁を守らせる方針。「クリーンアップの一角を占めてほしい」と、4番大本命との競争の中で相乗効果を期待する。

高橋前監督が付けた背番号「24」を背負う「クッキー」は、アスレチック時代に中島、レッドソックスで上原、マリナーズで岩隈とプレーした。最速は155キロ。「試合の終盤を任される、試合を締める錨(いかり)、重しになるような役割を果たしたい」と、昨季課題だった救援陣を支える覚悟だ。【前田祐輔】