新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが始球式を務めた。

4日の福岡大会「レスリングどんたく」で初防衛したばかりのベルトを巻き一塁側ベンチ前に登場。代名詞のレインメーカーポーズで場内を沸かせた。ド派手なマントを脱ぎ捨て、ベルトを肩に担ぎ上げてマウンドへ。鍛え上げられた肉体をフルに生かした豪快なフォームから、美しいストライクボールを投じた。

国内では自身3度目という役目を終えたオカダは「80点というところですね。プロレスラーとして、100点を出すわけにはいかない」とストイックに言い切った。福岡大会での防衛戦は40分近い激闘だったこともあり「あれがなかったら165キロは出ていたと思う。ちょっとダメージがありましたね」と悔しそうに振り返った。

ソフトバンクとは、15年に熊本での試合に訪れて内川からバットをもらうなど縁がある。「注目選手だらけですよね。さっきも『キャノンお願いします』と言ってきました」と、始球式の捕手役だった甲斐にしっかりアピールしていた。

オカダは4月に声優三森すずことの結婚を発表。ソフトバンクには売り出し中の20歳、三森大貴内野手がおり「いろいろうわさは聞いていました。頑張ってもらって、いつかキャッチボールでもできたら面白いですね。始球式より汗をかいちゃいました」と額をぬぐいながら、記者のリクエストに応えエールを送った。