右ひじ痛のためリハビリを続けていたソフトバンク岩崎翔投手(29)が約10カ月ぶりの実戦登板を果たした。

先発で1イニング10球を投げ1安打無失点。最速152キロの直球にカーブ、フォークボール、スライダーも投げた。

「ゲームで気持ちよく腕が振れた。素直にうれしい。(投球の)内容についてはこれから上げていけばいい」。大粒の汗をしたたらせながら満足げに投球を振り返った。

先頭長野は151キロの直球で右直。続く三好は152キロの直球で二ゴロ。あっさり2死を取ったが、3番小園には打ち取った当たりが大きくバウンドしショートへの内野安打となった。「緊張はなかった。ゲームで投げられるといううれしさ、高ぶり感があった」。4番バティスタの2球目に小園が二盗を試みアウト。ジャスト10球で切った。実戦マウンドは2軍戦で投げた昨年9月24日以来。「1日でも早く(1軍に)戻りたい」。9日の3軍戦にも登板予定で、1軍復帰に向けペースを上げていくつもりだ。