阪神高山俊外野手が22日、現役引退を発表した横田への思いを言葉にした。

2歳下の横田とは当時の金本監督のもと、高山のルーキーイヤーだった16年開幕戦で「1番高山、2番横田」のコンビを組んだ。

「寂しいです。今年も何回かファームに行って横田の練習する姿を見ていましたし、試合中もベンチの前で声を出して、外野のキャッチボールもあいつと結構やったりしていた。いつか一緒に、と思っていたんですけど…。残念ですね」と切り出した。

引退会見の場では北條とともに花束を渡し、横田から「高山さんの顔を見たら涙が出なくなった」と愛のあるツッコミを受けたという。

思い出を問われると「僕がいた寮(虎風荘)の2年間はずっと一緒で部屋も近かったので、散々部屋を荒らしに行ったりしました(笑い)。一番横田らしいなと思ったのは、(16年)開幕戦の時にめちゃくちゃ緊張していて、子供に渡すはずのサインボールを試合前の(自分との)キャッチボールの時に投げてきて。これ、オマエのサインボールだぞ、と(笑い)。それが一番横田らしいなと思いますね」と笑顔。

「僕が経験したことのない経験をしているので、どういう言葉が正しいか分からないけど、まずは『お疲れさま』と。選手じゃない立場になっても仲は変わらないので。プライベートでは今まで通り仲良くしていきたいと思います」と力を込めた。