阪神元監督の和田豊テクニカルアドバイザー(TA、57)が臨時コーチを務めることが22日、分かった。来春の2軍キャンプが舞台になる予定で、谷本球団副社長兼本部長は「あれだけの技術と知識を持った方なので。球団としても生かそうということ」と説明した。

和田TAは12年から生え抜き監督となり、14年にはシーズン2位からCSを突破して05年以来の日本シリーズに導いた。15年12月からはオーナー付シニアアドバイザー(SA)としてフロントに入り、17年11月から現職。「臨時コーチ」とはいえ、現場復帰となれば5年ぶりとなる。

阪神は今秋のドラフトで高校生5人を指名。2位の履正社・井上広大外野手(18)、4位の東海大相模・遠藤成内野手(18)ら楽しみな逸材を指導する可能性もある。谷本球団社長は「可能な範囲で。スポットではない」とし、腰を据えて指導に当たる。経験豊富な和田TAが、若虎の成長をアシストする。