日本ハム有原航平投手(27)が4日、札幌市内の球団事務所で臨んだ契約更改交渉の席で、早ければ来オフにポスティングシステム(入札制度)を利用した米大リーグ移籍の容認を球団に求めた。球団側は同様の意向を持つ西川遥輝外野手(27)と同じく、来季の成績やチーム状況などを踏まえて判断する。来季年俸は7500万円増の1億4500万円でサイン。最多勝右腕が、高校時代から温めてきた思いの実現へ、動きだした。(金額は推定)

-今季成長した点

有原 これまでは大量失点で大崩れする試合が多かったんですけど、そこをなんとか粘って、これ以上点を取られるとまずいなというところを粘れたと思う。

-粘れた要因は

有原 落ち着いて投げられた。本当にたくさんの人にアドバイスをもらいましたし、自分の投球に生かせたのではないか、と。

-エースの自覚は芽生えたか

有原 はい。もっともっとチームを引っ張っていけるように。今年も完投は1回しかなかったので、そういう部分も増やしていきたい。

-年俸が大台を超えた

有原 もちろんうれしいですし、それだけやらなきゃいけない責任感は出てくる。来年はチームを引っ張っていけるような成績を残したい。

-来季の目標は

有原 チームの優勝が1番ですけど、やっぱりタイトルも多く取りたい。3年間優勝していないので、とにかく優勝したい。

-開幕投手への思いは

有原 前回(17年)は勝てなかったので。そこでの悔しさは、そこでしか晴らせないと思う。そういうところを任せてもらえるように、しっかり練習したい。

-成績の中で大切にしたい数字は

有原 最多勝はチームに、それだけ勝ちを持ってこられたというのはあると思うので取れてよかった。その中で勝率をすごく大事にしたい。今年は負けの数(8敗)がけっこう多かった。そこを少なくすれば貯金も多くなるので、1つでも負けを少なくできれば。