ヤクルト大下佑馬投手(27)が5日、都内の球団事務所で契約を更改し、現状維持の1500万円で合意した。

2年目の今季は31試合登板(うち先発1試合)で0勝2敗2ホールド、防御率5・18。ルーキーイヤーの25試合から試合数は増えたが防御率は悪化し、負け展開での出番が多かった。開幕は1軍で迎えたが「悩み続けた1年」と振り返る。

「軸が定まらなかった。春季キャンプで2段モーションに挑戦したのに、目先の結果が気になって結局続けられなかった。シーズン終盤にまた2段モーションを始めて、ふらふらして芯がなかった」。秋以降は2段モーションを軸にフォームを固定し、継続することに努めた。

3年目へ向けて「今年先発の機会を1度もらって全然ダメだった。現状を考えると中継ぎからのチャンスだと思う。中継ぎでやる以上、50試合登板を目標にやっていきたい」と話した。(金額は推定)