西武投手陣が米国流トレーニングでスケールアップする。10日、埼玉・所沢の球団事務所で契約交渉が行われた。更改した若手投手から、米国・シアトルにある「ドライブライン・ベースボール」へ約4週間派遣され、手応えを口にする選手が続出。育成選手の東野葵は「体が大きくなったし、球速も上がった」と、4キロアップとなる最速147キロをマークしたことを明かし支配下登録へ前進する。

最大2キロある重い球を使用。また投球動作におけるあらゆる動きを数値化して、フォームの改善点を探るものだという。今季プロ初勝利を挙げた国場は、左膝が曲がり過ぎていることを指摘され「直していけばよくなる。力の伝え具合を学んだ」とフォーム改善に継続して取り組む。9試合登板も1軍定着できなかった斉藤大も「フォームもスピードアップもしっかりやっていけたら」と、オフを過ごす。