ソフトバンク中村晃外野手(30)が20日、福岡市内の球団事務所で契約交渉に臨み現状維持の2億4000万円で更改した。昨年オフに4年契約を結んでおり、年俸に変動はなし。今季は開幕直前に自律神経失調症などの影響で大きく出遅れ出場44試合、打率2割4分5厘に終わった。

「本当に悔しいシーズンでした。来年はしっかり試合に出られるようにしていきたい」。今オフから柳田に代わってチームの選手会長にも就任。「野球だけをやっても(人間的な)成長はない。周りを見る仕事だし、何か見えるものがある絶好のチャンスなのでやってみようと思った」と話した。6年連続続けていた100試合以上の出場も途切れた。新助っ人バレンティンの入団も決まり、外野を含めたレギュラー争いは激烈となる。「打てば試合に出られる。打てなかったら出られない」-。シンプル思考でホークスの「安打製造器」は再起を目指す。(金額は推定)