西武内海哲也投手が自主トレでヤマ場をつくる。10月に左前腕を手術。1軍登板がないままシーズンを終えたが、すでに約50メートルの距離でキャッチボールを投げるなど、順調に回復している。

オフの自主トレは例年通り、鹿児島・奄美大島で行う予定で「キャンプで一気にやるのは怖い。自主トレで傾斜をつかって投げたり、負荷をかけるヤマ場を2、3個つくりながらもっていければ」と、少しずつ段階を踏んでいく。

すでに春季キャンプは高知・春野でのB班(2軍)スタートが決まっている。「下でじっくりやっていく方がいい。元気な人と投げると焦ってしまう。去年がそうだった」と、人的補償で巨人から移籍直後とあって、2月から強度を上げすぎた。その反省を生かし、移籍2年目は「(開幕前に)最後、しっかりまくれるように頑張りたい」と尻上がりに調整するつもり。まずは西武での初登板を目指す。