右肘靱帯(じんたい)断裂から復活を目指す日本ハム斎藤佑樹投手が8日、故障後初めて打撃投手を務めた。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で万波、田宮、細川に対して実戦形式で対戦。29球を投げ、安打性は2本だった。「やっぱり楽しいですね」。打者との対戦は重傷を負った昨年10月16日以来174日ぶり。「投げたからには早く復帰しないといけないという気持ちもある」と、すぐに表情を引き締めた。

徐々に近づく実戦復帰を見据えて、投手としての本能を呼び起こしにいった。「出力を上げて自分の中の怖さを取り除けるようにと投げていました」。春季キャンプ後は故障への恐怖心から球速が130キロ近辺で停滞。実戦形式で投げることで不安を拭い去るという狙い通りにスピードは上がった。「ブレーキをかけているものが少し取れたんじゃないかな」と笑顔。今後も実戦形式で投球の強度、球数を上げていく予定で「ゴールは試合で結果を出すこと」と力強く言った。

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