慶大が珍記録の相手になってしまった。ノーヒットワンラン。法大・三浦銀二投手(4年=福岡大大濠)に無安打の抑え込まれながら、終盤の8回に四球の走者を盗塁と2本の内野ゴロでかえしノーヒットノーランは免れた。9回も四球から一、二塁と攻めたが、後続がなかった。

堀井哲也監督(59)は「もともと点は取れないと踏んでいた。そんな中で四球からチャンスをつかむきっかけはつくれた。9回追いつめたが、もう1歩足りなかった」と話した。

慶大はこれまで過去9人の投手がノーヒットノーランを記録しているが、ノーヒットノーランを喫したことは1度もない。

 

▽慶大・福井章吾主将(法大三浦に無安打に抑えられて)「ロースコアは想定していたが、勝負どころで1本出なかった。球速表示以上にストレートの質がよかった。もっと準備して明日に向かいたい」