ヤクルトは8日、小川泰弘投手が7日に実施されたスクリーニングのPCR検査で新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。管轄保健所からは濃厚接触者がいないと判断された。7日はチームで152人(1、2軍首脳陣、選手、球団スタッフ)が受検し、小川以外は陰性判定だった。

小川が陽性判定を受けるまでの行動履歴および症状については、以下の通り(陽性判定の48時間前以降の記録)。

・7月5日:休養日

・7月6日:1軍試合(神宮球場、出場なし)

・7月7日:1軍試合(神宮球場、出場なし)、PCR検査実施、陽性判定

症状として発熱、倦怠(けんたい)感があり、チームから隔離された。今後は所轄保健所の指示に従って対応していく。球団は神宮球場と神宮クラブハウス、選手関連施設の消毒を実施、日本野球機構(NPB)事務局にも報告した。「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」と「感染拡大防止特例2021」に従い、NPBおよび専門家チームと相談のうえ、8日以降も予定通り活動を継続。1軍に同行していた監督、コーチ、選手、スタッフに対して8日にもPCR検査を実施する。

球団は、これまで取り組んできた新型コロナウイルス感染症対策について、選手、スタッフ、関係者全員に再度周知徹底を図るとした。