神宮に降り注いだ雨は、ヤクルトにとって涙雨となった。雨脚が強まった1点リードの8回。左翼の青木が糸原の飛球を落球(記録は失策)。降って湧いたピンチから逆転負けとなった。高津監督は「簡単じゃないでしょうね。投げる方も守備の方も」と、振り返った試合の分岐点。悪条件は阪神も同じで、その裏に相手失策から山田の24号2ランが飛び出したが、雨は味方になりきらなかった。

勝てば2週間ぶりの貯金「10」、そして苦戦する阪神戦の今季初勝ち越しだったが、雨に流された。それでも9回の攻撃前は円陣を組み、阪神の守護神スアレスから一打同点の状況まで迫った。最後まで諦めない気持ちはチーム全体で体現した。「次に、明日につなげたい。こういうつながりだったり、諦めないところは」と高津監督。前向きな熱い心だけは雨に流さず、前半戦残り5試合に臨む。

▽ヤクルト村上(4回に右翼フェンス直撃の適時二塁打)「少しバットの先でしたが、タイムリーになってくれて良かった」

▽ヤクルト吉田成(4回に一時勝ち越しとなる適時打)「どんどんアピールしていかないといけない立場。1打席1打席が勝負なので食らい付いていきました」