巨人にもっと投げて、もっと勝つ! 阪神秋山拓巳投手(30)が日刊スポーツのインタビューに応じ、13日に始まる後半戦への意気込みを語った。

16年ぶりの優勝へ、最大のライバルは2差で迫る巨人。7月初旬の完投勝利で手応えをつかんだ右腕は、伝統の一戦登板を熱望し、白星量産を誓った。2年連続2桁勝利で登場曲を作ってくれるEXILEのATSUSHIへの感謝も込め、まずは先発予定の15日広島戦(京セラドーム大阪)で必勝を期す。【聞き手=磯綾乃】

 

-前半戦はチーム2位の7勝を挙げた

秋山 7勝できたことは、思ってたより勝てたなという印象ですし、それなりに役割を果たせたところはあるかなと思います。でも巨人に3敗しているし、防御率も満足いく数字ではない。微妙な数字って感じですかね。勝ち星以外は。

-得意にしていた7月4日広島戦(マツダスタジアム)では、4回に代打を送られて降板した

秋山 勝ってる場面での交代で、僕もなんでやろ、っていう悔しい思いもありました。でもその時に、矢野監督に交代の意図なども話していただいた。僕としても、自分が抑えていればよかっただけの話。切り替えて、中4日で巨人戦ということになったんで、引きずらずに、意地を見せてやろうと思いながら調整していました。

-中4日で臨んだ同9日の巨人戦では、6回1失点で完投勝利(降雨コールド)。快投で前半戦を締めくくった

秋山 僕に対するみんなの見方が、いいように変わったかなと。あのままダメになるんじゃなくて、ちゃんと結果で示せたところは、やっぱり見られてる立場なので。自分の価値も上がったんじゃないかなと感じてます。

-後半戦は巨人戦で多く投げたい

秋山 そうですね。東京ドームで試合を壊してしまったこともありました。あとは試合はつくれてはいるんですけど、やっぱり勝たないと、つくるだけじゃ意味がない。後半戦、また巨人に当ててもらえるような投球をずっと続けていって。個人的には、前半最後にいい形で巨人に勝つことができたので。後半もそうやって白星重ねられたらいいなと思います。

-親交のあるEXILEのATSUSHIが、2桁勝利で登場曲を作ると

秋山 僕が2勝したぐらいの時に連絡取って、『今度、YouTubeでアッキャマンのこと言うね』ぐらいだったので。なかなか更新されないなって思ってたら、まさかの登場曲作るよーってことだった。誰もが知ってる方なので、当然うれしい気持ちもありましたけど、それ以上に10勝しなかった時、『ATSUSHIさんに何言わしてんねん』ってなると思う。個人的にも2ケタは目標ですけど、さらにすごく重いおもりが乗っかったなって。でも今のところ、プレッシャーには感じていないです」

-その後、秋山投手から連絡は

秋山 びっくりしましたし、連絡させてもらいました。再生回数も結構伸びてるみたいで喜ばれてました。

-トップで活躍し続ける人から学ぶこともある

秋山 ずっと第一線でやられている。僕らは対戦する相手がいますけど、あの方たちはお客さんに向けて、どういいパフォーマンスを出せるかというところをずっと考えながら過ごしている。体力面以外のコンディショニングとか気持ちの持ち方とかも、話を聞いててためになることも多いです。そういった面でもお世話になってますし、しっかり結果で恩返し、返せるようにしないといけないと思っています。

-最後に改めて優勝への思いを

秋山 やっぱり1回経験してみたいし、優勝した後の世界を感じて、自分がどう成長できるかというのも楽しみにしています。僕らの代が結構上の方になっているんで、しっかり若い子たちを引っ張って。後半戦は苦しい時もありますけど、なんとか頑張って、みんなでしっかり優勝できるようにしたいと思います。

◆秋山の巨人戦 通算19試合でセ・リーグでは中日の16試合に次いで少ない。成績は5勝11敗。カード別最多敗戦、最多負け越し6と苦戦している。プロ初登板は1年目の10年8月21日の同戦(東京ドーム)で、6回4失点で初黒星。今季はカード別最悪の5被本塁打で、1勝3敗と負けが先行している。直近の7月9日の対戦では、6回コールドながら1失点でプロ8度目の完投勝利を飾っており、ここから巻き返したい。