阪神ドラフト6位中野拓夢内野手(25)が、球団新人安打記録で歴代8位となる48年別当薫の114安打に並んだ。

ささやき効果が効いたのか。2点ビハインドの4回1死満塁の第3打席。打席に入る前、北川打撃コーチから耳元で何やらささやかれた。直後、同点の2点適時打を中前に運び「みなさんがつないで作ってくれたチャンスの場面で、なんとかしたいという思いだけでした。必死に食らいついていきましたし、一気に逆転できてよかったです。絶対に勝ちます」と力強くコメントした。

2点リードの5回2死一塁では、今度は井上ヘッドコーチからささやかれ打席に立つと、右翼への二塁打でマルチ安打を決めた。

今カード7打席無安打で迎えた一戦。この試合も2打席凡退していたが、2人のコーチのささやき効果で復活した。