岡山出身の「大悟」は新GMに打撃を教えてもらいたいんじゃ! 日本ハムのドラフト9位、NTT東日本・上川畑大悟内野手(24)が27日、千葉・船橋市内の同社で指名あいさつを受けた。

堅守が持ち味の遊撃手は「岡山出身なんですけど、最近は岡山出身の選手が活躍しているイメージもあるので負けてられない」。同郷の選手で今季一番活躍したのはオリックスのエース山本。打ち崩すためにも「僕と同じ左打者。いろいろ聞きたい」と稲葉新GMからの指導を熱望した。

打撃面は伸びしろを感じさせる。担当の坂本スカウトは「去年はあまり思うような結果が出なかった。今年は本人も研究して守備が売りだった選手が打撃も力が付いてきた」と、急成長を認める。上川畑も過去2年の都市対抗では1安打しか打てなかったと吐露。12月2日に迎える今年の初戦へ向けて「大舞台で結果を出さないとプロでも結果を出せないと思う。チームに貢献できるような一打を目指したい」と意気込んだ。

守備面は同スカウトが「グラブにボールが入っていくように見える。手品師のよう」と絶賛するほどの高レベル。「ゴールデングラブ賞を取りたい」と宣言した上川畑は、稲葉GMに“弟子入り”して攻守でチームを引っ張る存在になってみせるんじゃ。【木下大輔】