21日中日戦で右太もも裏を痛めシーズンラスト3試合を欠場した阪神近本光司外野手(26)が、13日ぶりに実戦復帰し、中前打を放った。この日2打席目となる8回1死一塁で、ロッテ3位指名の広畑敦也投手(23)の146キロをはじき返した。

「普段通りに動けていたのかなと思いますし、走塁に関しても、試合の中でできたので良かったのかなと思います」と振り返った。

この日は6回先頭からサンズに代わり代打で登場。広畑の141キロを遊撃へはじき返すと、これが遊失となり出塁。一塁への駆け抜け、けん制をもらった際の帰塁など問題なくこなしていた。

近本は、10月31日に甲子園球場で行われたシート打撃で負傷交代以来の実戦形式の打席に立つなど、復帰へ向けて段階を踏んできた。

井上ヘッドコーチが「休み明けの3日からはもう1段階上げさせる」と話していた通り、この日の試合前練習はフルメニューを消化。6日開幕のCSファーストステージへ向けて、ここからさらにギアを上げていく。

また、10月20日のヤクルト戦(甲子園)に守備で途中出場して以降、出場機会のなかった梅野隆太郎捕手(30)が5回2死一塁で坂本誠志郎捕手(27)に代わり代打で登場。遊ゴロに倒れアピールとはならなかったが、そのまま捕手の守備についた。