巨人が2連勝でヤクルトとのファイナルステージ進出を決めた。この日は2回に2点を先制されたが、直後の3回に打者9人の攻撃で逆転に成功。8回には相手の失策につけ込み、無死一塁から丸が絶妙なセーフティーバント、なお一、二塁から亀井が犠打を決めて、ウィーラーの犠飛で貴重な追加点を奪った。

投手陣は綱渡りのリレーでつないだ。先発高橋を1回2/3、2失点。原辰徳監督(63)はちゅうちょなく継投策に入った。高木、戸郷、高梨、鍵谷、デラロサ、中川、ビエイラと8投手を惜しみなくつぎこんだ。2点リードの9回は、守護神ビエイラが2死一、二塁と1発が出れば逆転のピンチを、最後はロハスを空振り三振に仕留めた。

原監督は「先制され、非常に苦しい展開だったが、前半の早い回でうまい具合に逆転できたというのは大きかったのかなと。ただ、本当にギリギリの場面が多くてね。投手もよく頑張ったと言えば、頑張ったんですけども、守備も含めてね。守ることがしっかりできたということだと思いますね」と振り返った。