今季、海外FA権を取得したDeNA大和内野手(34)が1日、横浜市内で記者会見を開き、権利を行使し、2年契約でチームに残留することを発表した。

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「ベイスターズに来て5年、ベイスターズで優勝したい。まだ達成していない。早い段階で決めていた。(骨をうずめるか?)そうなればいいと思います」と話した。年俸は10%ダウンの推定9000万円。

大和(本名・前田大和)は樟南(鹿児島)から05年高校生ドラフト4巡目で阪神に入団。国内FA権を行使して18年から3年契約でDeNAに移籍していた。プロ16年目の今季は新たに1年契約を結び、106試合に出場し270打数68安打2本塁打26打点、打率2割5分2厘だった。堅実な守備と、交流戦のロッテ戦でサヨナラ打を放つなど、勝負強い打撃には定評がある。

今季は「いい経験をさせてもらった。人生で初めての最下位。勝つ難しさを経験できた。悔しさもあるが」と振り返った。来季に向けては「自分も日本一、優勝を経験したい。みんなで味わえたら」と抱負を話した。