DeNA森敬斗内野手(19)と山本祐大捕手(23)が5日、川崎市の百合ケ丘小学校で「マクドナルド 野球・ソフトボール体験会サポートプロジェクト」に参加した。

小学生約60人に対して、守備、打撃、走塁と90分にわたって指導。森は「打撃も守備も楽しみながら、その気持ちを忘れずに。毎日練習すればうまくなる。プロ野球選手になれる」と呼びかけた。山本は「小学校2年で野球を始めました。素晴らしいスポーツ。本当に楽しい。ぜひプロ野球で会えるように、待ってます」と声をかけた。

打撃では、コツを伝授した。森は「バットは手で打つけど、足の方が力があるので、下半身で打つ」。山本は「一番力が入るところを知る」。それぞれがティー打撃を行い、遠くに飛ばす手本を見せた。

最初はジャンパーやウインドブレーカーを着ていたが、最後はユニホーム姿になった。約90分の指導を終えると、両者ともに満足そうな表情を浮かべた。山本は「純粋に野球を楽しんでいる子どもを見て、夢を与える選手になりたいと思った」。森は「子どもに与える影響は大きいと感じた。一緒にやれてよかった。純粋にやりたいと思った」とわが身を振り返った。会の最後には優勝を約束。「子どもたちも僕たちが優勝すると思ってくれる。野球を好きになる理由になる」。森は「僕らが活躍して優勝すれば、勇気を与えられると思う。これから頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。【斎藤直樹】