阪神青柳晃洋投手(27)が7日、出身地の横浜市鶴見区で母校を含む小学校2校を訪問した。

今シーズンから、1勝につき10万円分の図書カードや本、玩具を同区内の市立小学校22校、市立保育園4園に寄付する活動を始めた。初タイトルとなる13勝を挙げた右腕は130万円分を積み立てた。

その寄贈式も兼ねて自らも学んだ寺尾小と生麦小を訪れ、生徒らとキャッチボールなどで交流した。東京五輪の金メダルも生徒に触らせて、喜ばせた。

中学までは補欠と、決して野球エリートではなかった。講演では「夢と目標」をテーマに生徒たちに繰り返し語りかけ、「手の近くにあるのが目標で、なれたらいいなが夢。夢がない人はまず目標を見つけてほしい。いきなりうまくなることは絶対ない。積み重ねです。夢をかなえる人とかなえられない人との違いは、諦めるか途中でやめるか」などと熱弁。日本代表にまで上り詰めた自らの野球人生に重ね合わせていた。