投打二刀流に挑戦する日本ハム上原健太投手(27)が9日、元同僚のエンゼルス大谷翔平投手(27)に助言を求めることを明かした。2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で自主練習した上原は、未知の二刀流練習法について「(大谷に)近々、連絡しようかなと思っています。何かアドバイスを」と、お願いするつもりだ。

自主練習期間となり、現状の練習メニューは自ら組み立てている。「基本的には投手と野手を分けているけど、分けていたらオフシーズンが(投手と野手で)半分半分になる。少ないなと思うので、どうしよう…って感じです」。基本的に午前8時から始動。午前中はダッシュやキャッチボール、投手メインの日は午後にウエートを入れ、野手メインの日は打撃練習など。さまざまなメニューを消化して帰路に就くのは「18時くらい」だという。

1日ごとにメニューを入れ替えながら取り組むが、「これが合っているかどうか、このペースでいいか、全く分からない」。チーム内で二刀流選手は自分だけ。周囲に比較できる選手はおらず、話を聞けるとしたら…二刀流の“先輩”となる1学年下の大谷だった。「全くやっていることも、やりたいことも違うだろうけど…何か情報くれ」と、二刀流成功への道しるべを近日中に取材する予定だ。【木下大輔】