阪神原口文仁捕手(29)は10日、兵庫・西宮市の球団施設で契約交渉を行い300万円減の年俸2500万円で更改した。今季は主に代打で56試合に出場。49打数10安打で打率2割9厘だった。「成績が良くなかったのでダウンは仕方ないかなと思っています。ほとんど代打の起用だったんですけど、なかなか結果が出なかった」とうつむいた。

今季は全て途中出場で、守備に就いたのは7試合(捕手3試合、一塁手4試合)のみにとどまった。甲子園での秋季練習では左翼に挑戦するなど出場機会を求めている。来季の登録については「捕手ではなくなります」とだけ話し、「新しいことにチャレンジするので、そういったところでは新鮮な気持ち。一生懸命取り組んでいきたい」と、来季13年目に向けて気合を入れた。

「なんとか1試合で4打席立てるように。そこに割って入っていけるように、走攻守で準備していきたい」。22年3月には30歳を迎える原口が、レギュラー奪取へエンジン全開だ。(金額は推定)