阪神糸井嘉男外野手(40)が10日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、1億円ダウンの年俸8500万円プラス出来高でサインした。

減額制限(1億円超は40%)を大きく超える54%ダウン。昨オフも年俸4億円から54%減でサインしており、2年連続の大幅ダウンとなったが、晴れやかな表情で会見場に現れた。

開口一番「保留しました」とジョークで笑わせた後、「もちろん」とサインを発表。「率直にありがとう! 来年もやらせてもらえる、また勝負できるということなんで、率直にありがとうございます、です! 」と感謝した。

今季は77試合出場で打率2割8厘、3本塁打、18打点。代打を主戦場とする中、スタメン時には年齢を感じさせないパワーと巧打で驚かせた。通算300盗塁を達成するなど、昨季激痛に苦しめられた右膝の完治も証明。患部については「おかげさまで全く問題ない」と力を込めた。

オフのトレーニングについては「練習! なんか、こう胸骨」と表現。「体を柔らかくしたいかな。柔軟性でヨガとかいろいろやっていますけど、硬くなってくるらしいんですよ、骨とか。軟体動物、目指します(笑い)」とニヤリだ。

ハードワークで少ないチャンスに懸ける姿は若虎の手本。すでにプロ19年目となる来季は一塁守備さえ辞さない覚悟も表明している。「今年手が届きそうで届かなかった優勝。それを絶対にこのチームで成し遂げたい。頑張るで! 」。41歳シーズンもチーム最年長の「超人」が虎の刺激剤となる。(金額は推定)