阪神矢野燿大監督(53)が来年2月の沖縄・宜野座での1軍キャンプに高卒ルーキーのドラフト4位前川右京外野手(18=智弁学園)を抜てきする考えを明かした。

高校通算37本塁打を放つ将来のクリーンアップ候補の左のスラッガーに「例えば輝(佐藤)と一緒に打撃練習をしたら、輝って『こんなに飛ばすんだな』とか大山も『こんなふうに打撃をしているんだな』とか見るってすごく勉強になる」と、1軍の主軸の打撃を肌で感じさせようというものだ。

「体も丈夫そうには映像上は見えるので、体が大丈夫であれば連れていく可能性がある。成長に対してプラスになると思えば」と、1月の新人合同自主トレを見て、体力的にも1軍キャンプについてくることができるかを見定めた上で、今後決めていく。

また、即戦力として期待されるドラフト2位鈴木勇斗投手(21=創価大)、桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大)の両左腕、変則右腕の岡留英貴投手(22=亜大)については「大卒で取るということは、ある程度即戦力として取っている。1軍レベルを知るという意味でも、体の状態が大丈夫と確認できれば連れて行きたい」と1軍キャンプスタートさせる予定だ。