口だけじゃなく、大きな選手になってみせる。阪神は13日、大阪市内のホテルで新入団選手発表会見を行った。

新入団選手の8人は前日12日に矢野燿大監督(53)から「『~したいです』じゃなくて『~します』と語尾をしっかり」と言われた通りに、夢や目標を堂々と宣言した。中でも背番号58のドラフト4位、前川右京外野手(18=智弁学園)は、指揮官に将来背負いたい背番号を聞かれ「6番です」ときっぱり。金本知憲氏(53)が現役、監督時代に背負い、19年から空いている番号継承へ、意欲を示した。矢野監督は「もう優勝しますね。これだけ言ってくれるのであれば」とルーキーたちの堂々としたマイクパフォーマンスに胸を躍らせた。

各新人選手の主な発言は以下の通り。

▽ドラフト1位 森木大智投手(18=高知) (同じ高知県出身の)藤川球児さんは僕が野球を始めたきっかけ。今は憧れよりも、超えていかないといけない。

▽同2位 鈴木勇斗投手(21=創価大) 日本にとどまらず、海外、メジャーに行って、世界を代表するような、世界一の左投手になります。

▽同3位 桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大) 1年目からチームに貢献できるように全力で投げていきます。

▽同4位 前川右京外野手(18=智弁学園) 誰も達成したことのないような結果を残したい。

▽同5位 岡留英貴投手(22=亜大) (同じ沖縄出身のオリックス宮城らに)負けないように。同じ結果じゃなく、それ以上を目指して。

▽同6位 豊田寛外野手(24=日立製作所) 1年目から即戦力として活躍します。

▽同7位 中川勇斗捕手(17=京都国際) 侍ジャパンの捕手になるのが目標なので、侍ジャパンの正捕手になります。

▽同育成1位 伊藤稜投手(22=中京大) まずは左打者を圧倒的に抑えられる投手になります。