阪神育成ドラフト1位の中京大・伊藤稜投手(22)は「JFK」を理想像に掲げた。ひな壇の大トリを務め、きっぱり言い切った。「JFKの3人のように呼ばれるような、阪神の歴史に名を刻む投手になります」。05年優勝の生命線だったウィリアムス、藤川、久保田ばりの救援投手を目指す。
早くもビジョンは明確だった。「中継ぎにすごくひかれる。野球をしてきて、中継ぎが指導者の方に合うんじゃないかと言われていた」。最速150キロ左腕はリリーバーの道を歩む。目標はチームで不動の地位を築く岩崎と伝説助っ人ウィリアムス(現阪神駐米スカウト)だという。「力強い真っすぐと負けん気の強さ」が売りで内角をえぐる。
育成枠だが、劣等感はない。中京大中京3年時に夏の甲子園で登板し、大舞台も経験済みだ。「まずは左打者を圧倒的に抑えられる投手になります。すぐに支配下登録を目指してやります」。語尾は、願望ではなく、決意だった。晴れ舞台で覚悟の強さがにじんだ。



