来季2年目の広島大道温貴投手(22)が20日、大瀬良と2人で“年越し合宿”を行うと明かした。12月下旬に地元埼玉に一時帰省した後、年末年始を広島で過ごす予定でいたところ、エースから声を掛けられたという。「大地さんに気にかけてもらった。すごく楽しみです」と意欲十分だ。

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1月5日からは森下らを交え、沖縄県内で合同自主トレを実施する。その鍛錬へ向け、大みそか、元日も含め、2人で広島県内でランニングやウエートトレーニングなどを行う。大道は「体を動かさない日があると不安になってしまう。1月5日からきついので、それに向けてやっていかないといけない」と気を引き締めた。

この日はその大瀬良とマツダスタジアムで自主トレを行い、100メートル走を20秒の休憩を挟みながら30本こなした。「今日もしんどかったですけど、1月はそれが50本とかになる。僕は22歳で、30歳の大地さんの方がメニューをこなせている。すごいなと思って、ついていってます」と話した。

この機会にエースの技術も盗み取るつもりだ。今季1軍戦で武器としたスライダーについて、「ちょっと膨らんでしまうので、打者が一瞬でスライダーだと気付いてしまう」と課題も感じていた。今オフは大瀬良流カットボールの習得を目指しており、「大地さんのはあんまり見ない軌道でくる。そういうところも聞いていきたい」。チームの大黒柱の「心技体」を学び、2年目の飛躍につなげる。【古財稜明】