阪神高山俊外野手(28)が新人の16年以来、6年ぶりの春季キャンプ2軍スタートが決まった。

21日に沖縄・宜野座で2月1日から行われる1軍キャンプの参加メンバーが球団から発表され、近本、糸井を始め、江越、島田、小野寺の名が並ぶ外野手の一覧に、16年新人王の名前はなかった。

【関連記事】阪神2位鈴木、3位桐敷が1軍 1位森木大智は2軍/キャンプ振り分け一覧

16年は前年秋に右手首骨折で手術した影響もあり、即戦力のドラフト1位ながら2軍発進だった。昨季は打撃不振で、6年目で初の1軍戦出場0試合に終わった。事実上“初”のキャンプ2軍スタートだ。

オフは「柔軟性と俊敏性」を高めることをテーマに、例年通り関東地方で自主トレを敢行。この日年明け初めて兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場に姿をみせた背番号9は、短い言葉に今季にかける決意をにじませた。

「もうやるしかないので。そういう気持ちでやりたいと思います」

20、21年と1軍春季キャンプで猛アピールに成功し、2年連続MVPを獲得。だが昨季はオープン戦で結果を残せず、プロ初の開幕2軍スタート。その後もウエスタン・リーグで挽回できず、プロ入り初めて1度も1軍の舞台に足を踏み入れることができなかった。

矢野監督は高山に加え、陽川ら2軍スタートの中堅組について奮起を促した。「こっちはいつでも迎え入れる準備をしている。いつでも状態さえ上がってくれば、こっちに呼ぶつもりはもちろんある。それを本人たちがどうつかむかっていうところだけ」。逆襲へ、どん底からのし上がっていくしかない。【古財稜明】