ソフトバンクは宮崎春季キャンプの第2クール最終日が終了。報道陣に対応した、藤本博史監督（58）の一問一答は以下の通り。

－ケース打撃を行った

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藤本監督　選手の適性というところも見とったんですよね。生きた球で誰ができているか、できないのか。実際シーズンに入って、できないやつに右打ちとか出しても失敗するだけやから。そのへんを見れたところは良かったかな。全体的に見て、失敗する人もおったら、成功する人もおった。ランナー三塁だったら、しっかり1点取れるとか、そういうことを1年間やっていきたいんで。

－良かった選手は

藤本監督　新人の野村勇。あれなんでもできそうやね。エンドランも右打ちもうまいし。社会人でだいぶもまれてきているのか、これは面白いね。

－プロでも簡単ではないプレー

藤本監督　大体、プロ野球に入ってくる選手はチームで3番4番打ってるから、あんまりやってきてないんやけど。練習するしかないからね。練習して並くらいになってもらわないと。失敗したら試合から遠ざかっていきますよ、ということなんですよね。

－ミーティングで「一発で決めろ」と

藤本監督　精度を上げていかないと。試合の中でエンドランのサイン出しました、ファウルなりました、それでもう1回エンドラン続ける場面もあるけど、やっぱり考えてしまいますよね。流れとしたら一発で決めました、次のバッターという形になってくれた方がリズムもいいし、チームの士気も上がっていく。そのへんを一発で決めていけるように。バント1回ファウルして、2回目で決めたら「ナイスバント」じゃなくて。バントが出たら一発で決めるというね。向こうもシフトとか守りのサインもあるわけやから。そういう精度を上げていきたいですよね。エンドランでも、2発目で決めて「ナイスエンドラン」やなしにね。一発で決めたらみんな拍手する、というのがいいんじゃないかなと思います。全部のサインを一発で決めていけるように。

－投手の評価は

藤本監督　大関は真っすぐもそこそこ、大関らしい球が来ていた。チーム打撃やから投手の良かった、悪かったというのはあまり評価できないけど。投げるボールを見たら、田中正義と大関はマルかな。良かったかなと思うね。

－育成ルーキーの山本、仲田がA組参加

藤本監督　たいしたもんやね。しっかりバット振れとるからね。昨日の川村くんにしてもね。いい経験できたんじゃないかなと思います。スイングはしっかりしてますよね。

－筑後では柳田らが順調

藤本監督　明日から入ってくる予定やからね。柳田、グラシアル、マッチ（松田）。この3名はA組に合流して。真砂、谷川原、佐藤直はB組に合流やね。（A組に入る）3人は主力なんでね、いきなり紅白戦どうかというのはわからないけど。Bの3名も早く状態を上げてこっちに合流できるようにしてもらいたいんですけどね。

－入れ替えは

藤本監督　今のところはないです。川原田が帰って16人なんで。3人来ても19人。20人までは。

藤本監督（自ら切り出し）打つだけじゃなかなか勝てないんでね。野球は1点1点の取り合いやからね。そのためにもケース打撃、チーム打撃はしっかり100パーセントは無理でも、近いくらいできるようになってもらったら、いい野球ができるんじゃないかなと思います。