“中嶋2世”が、オリックスの正捕手争いに参戦だ。ドラフト3位の福永奨捕手(22=国学院大)が13日、宮崎キャンプで山岡、山本、宮城のブルペン投球を初捕球。

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中嶋監督の指示によるもので、左手には10日からの第3クールに入って指揮官にもらった“中嶋ミット”があった。「すごくいい1日になったなというか。本当にそこのレベルに自分自身を持ってこなくちゃいけないんだなと、改めて感じました」。投げ終えた山本らと話し込む際も、投球の感触が残る相棒を抱きしめていた。

中嶋監督が日本ハムのコーチ時代に使っていたネーム入りのミット。使いやすさを含めて潜在能力を引き出せる可能性もあるとして渡されたという。贈り主が見守る中、沢村賞右腕の山本ら超一流の球を受け「スタメンを勝ち取らなかったら、捕れないと思います。そのレベルまで達することができるようにもっと練習しなくては」と覚悟を決めた。

紅白戦2試合では俊足の走者2人が試みた二盗を封じる鬼肩を披露した即戦力候補。新たな相棒とともに英才教育がスタートし、伏見、若月ら優勝捕手陣に割って入る。【堀まどか】